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2017年7月26日の日経概況

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2017年7月26日の東京株式市場は4営業日ぶりに反発しました。

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終値は前営業日比94円96銭(0.48%)高の2万0050円16銭でした。

外部要因による上昇がメインで、米国市場の上昇、

為替市場で円安が進んだことが好感されました。

円安を受けて輸出・大型の銘柄に買いが進んだことに加え、

業績発表で物色される動きも支えて、

3営業日ぶりに2万円台を回復しました。

注目のイベントが発表される今夜、

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は幅のある反発と続伸になりました。

ダウ工業株30種平均は反発して、

前営業日比100ドル26セント(0.5%)高の2万1613ドル43セント、

ナスダック総合株価指数は続伸して、

前営業日比1.366ポイント高の6412.174で取引を終えました。

 

大型の主力銘柄が市場予想を超える決算を発表した結果を反映して

他の銘柄にも買いが波及しました。

また原油先物の上昇も石油関連銘柄への買いを催し、

市場は停滞気味から再び最高値更新に向かって動き出しました。

 

好業績が予想されていたキャタピラーは

市場予想を上回る大幅な増収増益となり、大きく買われました。

本日は市場が目を向けている FOMC、

今回は大きな波乱要因になりにくいとの予測ですが、

円安を支援するような内容が含まれるかが日本市場にとっては注目です。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

シカゴのCME日経平均先物は3営業日ぶりに反発して、

9月物は前営業日比115円高の2万0060円で引けました。

大阪取引所の終値を140円上回りました。

 

SGX日経平均先物も買いが先行してスタート、

150円高の2万0080円で始まりました。

日本市場は米国市場の上昇と円安を受け継ぎ、買い先行でスタート、

142円94銭高の2万0098円14銭で寄り付きました。

 

10時過ぎまで上昇傾向を強めて、160円を超える上昇幅までみせた日経は

前場引けにかけて上げ幅を縮小、

93円高の2万48円で午前の取引を終えました。

 

午後に入ると利益確定の動きが出たことで上げ幅を縮小、

上昇幅がなくなるかと思うと、14時以降は少し取り戻し

94円高で本日の取引を終えました。

 

円安を受けて自動車・輸出関連に買いが進んだ他、

キャタピラの大幅上昇を受けて、同業のコマツや日立建機にも

連想買いが入りました。

原油先物の下げ止まりを受けて、

石油・石炭製品は連日で買われました。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆1965億円、

4営業日ぶりに2兆円を回復しました。

売買高は17億2777万株、東証1部の値上がり銘柄数は952、

値下がりは939、変わらずは133銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上昇幅から考えるとテクニカル的な形では

上下ひげを持つ陰線を形成しました。

25日線を超える場面もありましたが、

終値付近では25日線に押さえられる形で、

抵抗が強まる懸念があります。

 

心理的に、またテクニカル的に

2万円を突破してきたのはポジティブな材料で

21日と24日に生成された窓も本日で埋めたことになりました。

 

前日から本日にかけてボリンジャーバンドが下向きに変わり、

さらに狭まってきたのは気になる材料ですが、

前日と2日前の安値では一目均衡表の上雲先行スパン1を

タッチしてからの反発なので、

一旦下げが強まる動きは抜け出したと言えるでしょう。

 

まずは25日線を抜け出して、

狭くなっているボリンジャーバンドの+2σを押し上げることができるのか、

当分の確認ポイントです。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

久しぶりに外部の材料が揃ってくれました。

米国市場が好業績を背景に押し上げ、

為替市場は円安、上昇するのは当然のようですが、

上昇幅をみると強力な上昇とは思えない動きです。

 

やはり国内要因が盛り上げてくれることが

活況への支援材料になるでしょう。

明日の鍵を握るのは任天堂。

場が引けてから発表された任天堂の4~6月期業績は

ニンテンドースイッチの好調を背景に212億円の最終黒字、

明日は自分自身の株価が盛り上げるかだけでなく、

市場全体に活気を呼び込んでくれるかがポイントです。

 

市場別の動きではマザーズの上昇傾向が一服、

日経ジャスダック平均が好調な動きが続く中、

主力株が活気つきながら市場を押し上げることが期待されます。

 

注目のセクターはトレンド転換を完成して好調な動きが出る自動車業界、

それに好調な業績発表で大幅高になった三菱自動車のようにファンダメンタルの面も

加わり、自動車関連銘柄には引き続き注目です。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,050.16    +94.96      +0.48%

NYダウ(ドル)

21,613.43    +100.26     +0.46%

ドル(円)

111.99-00    +0.80円安    +0.71%

ユーロ(円)

130.35-39    +0.79円安    +0.60%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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