4日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は3営業日続伸となり、前日比20ドル43セント高の1万1,691ドル18セントで引けた。一方、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は反落し、同10.27ポイント安の2,681.25で引けた。

 同日の相場はもみ合った。米連邦準備制度理事会(FRB)が同日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、FRBは米景気が依然として弱い状態にあるため国債などの買い入れを維持する方針であることが明らかになり、相場の支援材料となった。

 ゼネラル・モーターズ(GM)は昨年の自動車・トラック販売台数が6.3%増となったことが好感され、株価は前日比2.27%上昇した。またフォード・モーターも同様に、昨年の販売台数が15%増と発表したことを受け、株価が0.75%上昇して引けた。

 一方、原油先物相場の大幅下落を受け、エネルギー株や素材株では売りが広がった。同日の原油先物相場は3営業日ぶりに大幅反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)2月物は前日比2.17ドル安の1バレル89.38ドルで引けた。

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