1日のニューヨーク株式市場は続伸し、ダウ工業株30種平均は前週末比78ドル53セント高の1万0,403ドル79セントで引けた。終値は1月20日以来の高値となった。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数も続伸となり、同35.51ポイント高の2,273.57で引けた。

 複数の企業買収報道が市場心理を改善し、買いが優勢となった。特に、英保険大手プルーデンシャルが米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のアジア生命保険部門を買収すると発表したことを受け、AIGが米政府から受け取った緊急支援金の返済を進めるとの期待感が市場に広がり、相場は上昇した。

 また、欧州連合(EU)がまもなく、債務高に悩むギリシャの救済策を発表すると伝わったことも、市場心理を改善した。

 同日の原油先物相場は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)4月物は前週末比0.96ドル安の1バレル78.70ドルで引けた。

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