23日のニューヨーク株式市場は大幅続落となり、ダウ工業株30種平均は前週末比130ドル78セント安の1万2,381ドル26セントで引けた。終値は4月19日以来、およそ1か月ぶりの低水準となった。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同44.42ポイント安の2,758.90で引けた。

　欧州の財政危機に対し、市場の懸念が再燃した。ドイツや中国の経済指標が芳しくない結果に終わったことも、相場の重しとなった。景気敏感株を中心に売りが広がった。

　同日の原油先物相場は下落。ニューヨーク商業取引所（NYMEX）での取引で、この日から取引の中心となった米国産標準油種（WTI）7月物は、前週末比2.40ドル安の1バレル97.70ドルで引けた。

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