ADVFN Logo ADVFN

Hot Features

Registration Strip Icon for monitor ブラジル証券取引所、NASDAQ、NYSE、AMEX、LSEなどの主要取引所からの複数のリアルタイム株価を監視します。

2017年9月28日の日経概況

Share On Facebook
share on Linkedin
印刷

2017年9月28日の東京株式市場は反発しました。

©

終値は前営業日比96円06銭(0.47%)高の2万0363円11銭でした。

減税改革案の発表で米国市場が上昇、長期金利の上昇に伴い

円安が進んだことなどの外部環境が改善されたことを受け、

窓を開けながら上昇しました。

高値圏では、年初来高値圏にあることから

利益確定の売りが出やすく、本日も終値では陰線で引けています。

ここからの戦略を含め、本日も最後までしっかりお読みください。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【米国市場の動向】

 

米国市場は小幅の5日ぶりに反発と続伸になりました。

ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発して

前営業日比56ドル39セント(0.3%)高の2万2340ドル71セント、

ナスダック総合株価指数は続伸して、

前営業日比73.099ポイント(1.1%)高の6453.263で取引を終えました。

 

出た材料に比べると、上昇幅は小さいと言える範囲です。

トランプ政権と共和党が約30年ぶりの大型の減税改革案を発表しました。

減税改革案の骨子は2つ。

  1. 法人税率を現在の35%から20%に引き下げ
  2. 海外利益を国内に還流させる場合は原則課税が廃止される

 

この材料を好感して、買いが進みましたが、

途中で失速しました。

26日のイエレン議長の演説で追加利上げの可能性について言及したことも加わり、

米国の長期金利上昇、円売り、ドル買いが進み、円安に流れました。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は続伸して、

12月物は前営業日比150円高の2万0390円で引けました。

大阪取引所の終値を70円上回りました。

2年1ヶ月ぶりの高値です。

 

SGX日経平均先物は買い先行のスタート、

95円高の2万405円で寄り付きました。

日本平均は米国市場の上昇や円安の動きを受けて買いが先行、

131円58銭高い2万0398円63銭で寄り付きました。

 

9/25の年初来高値を更新したスタートでしたが、

高値圏では利益確定の売りが出ることで上昇幅が縮小、

58円高の2万0325円で午前中の取引を終えました。

 

午後に入ると円相場が1ドル=113円台に進み、

上昇幅は再び増えましたが、14時をすぎると高値圏で持ち合い、

96円高で取引を終えました。

 

為替の動きに素直に反応され、自動車など輸出関連銘柄に買いが集まったほか、

米国市場の影響で金融銘柄にも値を伸ばす動きが見られました。

 

東証1部の売買代金は急激に増加して、概算で2兆7403億円でした。

売買高は16億358万株、東証1部の値上がり銘柄数は1461、

値下がりは494、変わらずは71でした。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は下ひげを持つ陰線を形成しました。

下ひげを持つ陰線で、実体は離れる上向きの窓、

奇妙ですが、迷いと強さを同時に感じさせる形です。

 

上放れしましたが、9/20から続く持ち合いの中に戻ってきたというのが

形からの判断で、上昇を続けようとすると、

9/21の高値を上に抜けて離れる必要があります。

 

本日でボリンジャーバンドの+1σが一目均衡表の転換線を

下から上に抜け、プラスのバンドはすべて上向き、

+1σを終値で割り込んでないので、上昇継続と判断していいです。

 

明日は月末の金曜日で、月末+週末要因が両方入っていることから

午前は成績を確定する売りが広がる可能性もあり、

午後は早速押し目を拾って、戻してくるかが注目のポイントです。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

政策関連で市場が影響を受けることが増えました。

本日の下落率トップ業種は電気・ガス業で、

小池百合子東京都知事の新党「希望の党」が政策として、

原発ゼロを掲げていることが嫌気されたのが原因です。

 

政策関連であると同時に、

小池氏の影響力が国民の間に広がっていることの証でもあるでしょう。

電気・ガス業はすでに下落基調に入っていたので、

このコラムをずっと読んでいる方は被害にあってないと信じたいです。

 

銀行・証券は上昇トレンド継続の中、

本日トレンド転換を見せる銘柄が多く確認されています。

高値圏ではありますが、さらに上昇の余地はあるので、

注目してみる価値はあります。

 

また主力銘柄の一つ自動車ではいすゞ自動車<7202>が

美しい形で転換したので、戦略的に眺めてみてください。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,363.11    +96.06     +0.47%

NYダウ(ドル)

22,340.71    +56.39     +0.25%

ドル(円)

112.72-73    +0.04円安   +0.03%

ユーロ(円)

132.62-66    +0.16円安   +0.12%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

ADVFN.comサイトのブログは、独立した金融解説のためのものです。これらのブログは、共通キャリア·プラットフォームを介して独立した著者によって提供されており、ADVFN PLCの意見を表すものではありません。 ADVFN PLCは、これらの記事を編集、承認等しないため、その責任を負わず、また、第三者が、これらの情報に頼ることに対して一切の保証はいたしません。 ADVFN.comサイトにおける情報は、一般的な情報と使用目的のためのもので、特定の要件に対応するものではありません。

コメントを書く

 

最近閲覧した銘柄