東京市場は堅調か。欧州株はまちまちで米国株は上昇。米国では長期金利の上昇が続いたもののネガティブ視する動きは限定的で、メーシーズなど小売株の上昇がけん引して強い動きとなった。ドル円は足元で110円30銭近辺で推移しており、円安基調は続いている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円高の22810円、ドル建てが80円高の22820円で取引を終えた。

 金利上昇への警戒がくすぶる中でも、米国株のしっかりした動きが見られたことはポジティブ。きのうの日本株は米国株安を警戒して軟調となったことから、反動高の展開が見込まれる。CME225先物水準からも、日経平均はきのうの下げ幅(100円安:22717円)をスタートからほぼ戻す展開が想定される。高寄り後はもみ合う可能性も高そうだが、米国株の連日の下げが回避されたことで、この先は金利動向に一喜一憂はしながらも、大崩れの可能性は低いとの見方が強まると考える。そのため下値は固く、上値を追いやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは22760円−22900円。