東京市場は続伸か。ダウ平均の下げが一服したことが好感材料となる。ハイテク株主体のナスダックは下げたがほぼ横ばい。ドル円も106円台前半の推移が続けば売り材料にはなりづらい。米国市場では金融株が若干買われていることから、前日軟調だったメガバンク株などに配当狙いを含めた買い物が予想される。材料難のなかで為替や米株先物にらみが基本スタンスとなるが、週末とあって売り方の買い戻しが指数をじわじわ押し上げる展開を想定したい。個別では業績関連の材料や、新興市場を中心に小型株物色が優勢となりそうだ。

 日経平均は25日移動平均線(21,678円 3/15)を一時割り込む場面があったが、引けは同線上をキープ。3日連続で陽線を形成した。一目均衡表では転換線(21,454円 同)、基準線(21,719円 同)ともに下げ止まり、きょうは転換線が上昇する公算が大きい。RSI(9日)が51.2%→69.2%に上昇しており、転換線上昇とともに上値を伸ばせるかが注目される。
日経平均の予想レンジは21800円−21950円