東京市場はもみ合いか。欧州株は下落し、米国株はまちまち。米朝首脳会談に関しては、今後の具体策に欠ける部分もあり、欧米市場での反応は限定的となった。欧州は独指標の悪化が警戒材料となり、米国はFOMCの結果発表を前に様子見姿勢が強まった。ドル円は足元で110円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて30円安の22800円、ドル建てが5円高の22835円で取引を終えた。

 米国市場で米朝会談を好感する動きが見られなかったことから、初動に関しては、反動でやや弱めの展開が想定される。また、場中に関してもFOMCを前に、指数の動きは鈍いと考える。ただ、ドル円は円安方向に傾いており、地政学リスクも後退する中、売り込む材料にも乏しい。寄りついた後は底堅く、じり高基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは22780円−22980円。