26日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、前日比5ドル41セント高の1万1,169ドル46セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は5営業日続伸となり、同6.44ポイント高の2,497.29で引けた。

 同日の相場はさえない経済指標発表の中でもみ合った。8月の米主要20都市におけるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)ケース・シラー住宅価格指数が、前年同月比では1.7%上昇となったが、前月比では0.2%低下となった。またコンファレンス・ボードが発表した10月の米消費者信頼感指数は、前月の48.6から50.2に上昇したものの、歴史的な低水準が引き続く結果となった。

 個別銘柄では、予想を上回る好調な四半期決算を発表した米高級革製品大手コーチが11.92%の急上昇となった。一方、予想は上回ったものの、四半期減益を発表した米化学大手デュポンは、1.01%下落して終えた。

 同日の原油先物相場は小幅に3営業日続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)12月物は前日比0.03ドル高の1バレル82.55ドルで引けた。

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