7日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前週末比107ドル24セント安の1万0,340ドル69セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は4営業日ぶりの反落となり、同24.86ポイント安の2,208.89で引けた。

 欧州の金融機関に今年行ったストレステスト(健全性審査)で、一部金融機関が国債保有高を実際額よりも少なく報告していた可能性があると米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことから、ギリシャの金融危機を皮切りに欧州全体が経済危機に陥るという懸念が市場で改めて意識され、相場の重しとなった。

 

 金融株が大幅に売られた。バークレイズ株価は5.62%下落、クレディ・スイス株価は3.76%下落、モルガン・スタンレー株価は3.71%下落などとなった。

 同日の原油先物相場は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)10月物は前週末比0.51ドル安の1バレル74.09ドルで引けた。

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