イデアインターナショナル<3140>は5月13日に2016年6月期第3四半期累計(2015年7月~2016年3月期)決算を発表。売上高が前年同期比5.5%増の45.81億円、営業利益が同55.2%減の0.52億円、経常利益が同78.0%減の0.10億円、四半期純利益が同59.4%減の0.06億円で着地した。

住関連ライフスタイル商品製造卸売事業ではキッチン雑貨を中心としたインテリア商品ブランド「ブルーノ」が好調。中でもデザイン性が高い「ホットプレート」が売上を伸ばした。住関連ライフスタイル商品小売事業では、不採算店舗など6店舗を閉鎖した一方、トラベルショップの「ミレスト」やインテリア雑貨ショップの「イデアセブンスセンス」が堅調に推移。販売強化を進めているEコマースも宣伝広告効果などで大きく販売を伸ばした。しかし、利益面においては「ミレスト」などの出店費用が増加したほか、Eコマースの販売強化に伴う宣伝広告費が圧迫。費用増を増収効果で補いきれず、減益の着地になった。

2016年6月期通期では売上高が前期比6.0%増の63.32億円、営業利益が同4.5%増の2.60億円、経常利益が同28.7%増の2.11億円、当期純利益が同94.7%増の2.01億円と増収増益を計画。トラベルショップ「ミレスト」やEコマースの売上拡大を図るとともに新商品の開発も強化し、達成を目指す。なお、会社計画では新商品の価格設定を1ドル130円で設定。同社は、円ドルレートが120円より円高であれば、粗利益率に大きく寄与するとしている。




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