ドル円は上値の重い推移が続き、一時108.50付近まで押される動きとなりました。5月下旬のサポートとなっていた109.10付近や節目の109.00をしっかりと割り込む動きとなり、下方向への圧力が強まりそうな形となっています。
USDJPY
ただし、本日は米国時間に雇用統計の発表が予定されており、結果次第で上下に大きく振れる可能性があるため、注意が必要です。
EURUSD
ユーロドルは欧州時間までは堅調な推移となっていましたが、ドラギ総裁の会見前に失速する動きとなりました。ドラギ総裁の会見前後では上下に大きく振れるものの、終わってみれば下値を探る動きが強まり、1.11台中盤まで押し込まれる動きとなっています。長めな上ヒゲをつけた陰線が出現し、上値の重い推移が続きそうな状態となっていますが、本日は米国雇用統計の結果により、上下に振れる可能性があるため、上下双方向の動きに注意したいところです。
EURJPY
ユーロ円はサポートとなっていた121円台後半を割り込む推移となっており、大きな下落につながるリスクが高まっています。本日の雇用統計次第ということもありますが、週足の完成時点でしっかりと割り込んでいるようであれば、中長期的には100円も視野に入れた大きな下落となる可能性も浮上していることは頭の片隅に入れておいてもいいかもしれません。
GBPUSD
ポンドドルは下げ渋る動きとなっていますが、上値の重さも引き続き残るような状態となっています。方向感を欠く状況となっているため、上は昨日のレジスタンスである1.448付近や一昨日のレジスタンスであり、節目の1.45を突破できるかどうか、下方向は一昨日のサポートである1.4385を守れるかどうかで方向感を探っていきたいところです。ただし、本日は米国雇用統計の発表が予定されており、結果次第で不安定な推移となることが予想されるため、注意が必要です。
AUDUSD
豪ドルは上値の重い推移となり、0.72付近まで押し込まれる推移となっています。本日はサポートとなっていた0.72を守ることができるかどうかに注目したいところです。昨日のNY時間は0.723付近がレジスタンスとなっているため、上方向はこの水準を突破できるかどうかで方向感を探っていきたいところです。また、他通貨同様に米国雇用統計前後は不安定な推移となることが想定されるため、注意が必要です。