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2017年8月22日の日経概況

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2017年8月22日の東京株式市場は小幅に5日続落しました。

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終値は前営業日比9円29銭(0.05%)安の1万9383円84銭でした。

5月1日以来、3カ月半ぶりの安値です。

テクニカル的な観点からは本日の安値が下げ止まり、

トレンド転換の目安となりますが、まだ強く戻る要因は見当たりません。

上昇を牽引するような材料が見当たらない中、

北朝鮮を巡っての地政学リスクがまだ続き、

今週末のイベントに備えての様子見が広がりました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は3営業日ぶりに反発しました。

ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して、

前営業日比29ドル24セント(0.1%)高の2万1703ドル75セント、

ナスダック総合株価指数は小幅に続落して、

前営業日比3.400ポイント(0.1%)安の6213.127で取引を終えました。

 

明確な上昇要因があって上昇したというよりは、

大きく下げてきた反動で一時的な反発になったと

考えるのが妥当でしょう。

 

上昇はしたものの、北朝鮮を巡っての地政学リスク、

トランプ政権の政局運営に対する不安など

既存の懸念事項が解消されたものはないので、

上値は重くなりました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は4日続落して、

9月物は前営業日比125円安の1万9320円で引けました。

大阪取引所の終値を40円下回りました。

 

SGX日経平均先物は買いが先行して

前日の清算値と比べ25円高の1万9370円で寄り付きました。

 

日本市場は明確な材料がない中、CMEの動きと

米国市場の上値の重い展開を引き継ぎ、

20円02銭安の1万9373円11銭で寄り付きました。

 

為替市場では109円台と円高が一服せず、

高止まりしていることで輸出関連の主力銘柄には売りが継続しましたが、

押し目買いが入ることで、下げ幅を縮小、

13円高の1万9406円で午前中の取引を終えました。

 

午後に入っても膠着した動きは変わらず、

上昇、下落を繰り返しながら方向感を失い、

9円安、5日続落で本日の大引けを迎えました。

 

NTT、JRなど円高の影響を受けにくい独占・内需型株の一角にも売りが入り、

ガス・電気業界にも売りが入りました。

一方、電気機器、不動産に加えて、下げの目立っていた証券業種に

反発の買いが入りました。

 

商いは前日より少なくなり、

東証1部の売買代金は概算で1兆7142億円、

売買高は13億1491万株でした。

商いは今年5番目の低水準でした。

 

騰落率はいびつな動きが続き、

東証1部の値下がり銘柄数は919、

値上がり966、変わらず138でした。

本日の値上がり株数が上回り、中・小型銘柄への物色が続いています。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上ヒゲを持つ短陽線を形成しました。

本日も戻りを試す動きは乏しく、

-2σの外に位置する逆スプラッシュが継続、

一目均衡表上も三役逆転が継続成立しました。

 

前日は「5月から続く持ち合いを形成するきっかけとなった

5月2日の安値まで近づいてきたので、

これを下回ると一時的な下げすぎ感は出ますが、

下げは加速しやすくなるので、警戒が必要です。」と解説、

節目となる5/1-5/2の間まで安値が近くと意識されて止まっています。

 

3日連続の逆スプラッシュで、

サイコロジカルラインが2016年1月21日以降の25%割れなど

オシレーター系の指標では売られ過ぎの雰囲気が整いました。

明日か明後日付近では一回下げ止まり、短い反発が予想されます。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

前日は大型株以外の銘柄に資金がシフトしていると伝えました。

それに加えて、本日はTOPIX100(東証大型株)も0.05の小幅上昇、

東証中型株(TOPIX Mid 400) は+2.34 (+0.12%)、

東証小型株(TOPIX Small) は+5.06 (+0.16%)で上昇を続けました。

 

すべてが上昇したのに、225指数がマイナスというのは、

一部の大型株に売りが広がって指数を押し下げたことを表します。

 

しかし、そろそろ短期的な底入りのサインは出ています。

小型株の上昇率は前日より経て、中型に集中、

マザーズとジャスダックは上昇に転じています。

 

各オシレーター系の指標が1年ぶりの弱さを表し、

さらに注目することは、

買い方の信用評価損益率も4月14日(-11.63%)以降の

弱い数値(-12.664)を示しています。

 

前日に引き続き、大型・主力株への短期買いを準備することが基本戦略、

空売りのポジションは短い戻りの後、

さらに下げ出す時に利益確定を最大化する戦略を付け加えましょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

19,383.84     -9.29    -0.05%

NYダウ(ドル)

21,703.75    +29.24    +0.13%

ドル(円)

109.29-30    +0.36円安  +0.33%

ユーロ(円)

128.50-54    +0.61円安  +0.47%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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