9日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は8営業日続伸となり、前日比6ドル74セント高の1万2,239ドル89セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落し、同7.98ポイント安の2,789.07で引けた。

 同日の相場はもみ合った。バーナンキ米FRB議長が下院予算委員会で、米景気回復の力強さは増しているが、失業率は高い水準を推移するだろうと証言したことが相場の重しとなった。また新興国市場の低調を受け、素材株やエネルギー株で売りが広がった。

 一方、予想以上の四半期決算を発表したウォルト・ディズニーやコカ・コーラの株価が上昇し、相場を支えた。ウォルト・ディズニー株価は前日比5.3%増の一株43.36ドル、コカ・コーラ株価は同0.4%増の一株63.15ドルで引けた。

 同日の原油先物相場は5営業日続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)3月物は前日比0.23ドル安の1バレル86.71ドルで引けた。

NASDAQ Composite
指数チャート
から 6 2024 まで 7 2024 NASDAQ Compositeのチャートをもっと見るにはこちらをクリック
NASDAQ Composite
指数チャート
から 7 2023 まで 7 2024 NASDAQ Compositeのチャートをもっと見るにはこちらをクリック