29日のニューヨーク株式市場は続落。ダウ工業株30種平均は前週末比39ドル51セント安の1万1,052ドル49セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同9.34ポイント安の2,525.22で引けた。

 欧州の金融危機が、アイルランドにとどまらず、ポルトガルやスペインに広がるとの懸念が引き続き、相場の重しとなった。ダウ平均は一時、心理的節目となる1万1,000ドル台を下回った。

 ただ先週末から始まったホリデーシーズンに、店舗を訪れたり、ウェブサイトを訪問した買い物客の数が2億1,200万人にのぼり、昨年の1億9,500万人を上回ったことなどが好感され、相場は引けにかけて上昇傾向を見せた。

 同日の原油先物相場は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)1月物は前週末比1.97ドル高の1バレル85.73ドルで引けた。

NASDAQ Composite
指数チャート
から 6 2024 まで 7 2024 NASDAQ Compositeのチャートをもっと見るにはこちらをクリック
NASDAQ Composite
指数チャート
から 7 2023 まで 7 2024 NASDAQ Compositeのチャートをもっと見るにはこちらをクリック