23日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は続落し、前日比142ドル21セント安の1万1,036ドル37セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は反落し、同37.07ポイント安の2,494.95で引けた。

 ユーロ圏で財政危機が拡大するとの市場懸念が引き続いたほか、朝鮮半島の情勢が緊迫したことが伝わり、相場の重しとなった。また同日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録から、追加量的緩和策の効果について委員の中で意見が割れていたことが明らかになり、市場心理を冷やした。

 同日の原油先物相場は3営業日続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)1月物は前日比0.49ドル安の1バレル81.25ドルで引けた。

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