14日のニューヨーク株式市場は小幅に反落。ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比1ドル51セント安の1万1,094ドル57セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は6営業日ぶりの反落となり、同5.85ポイント安の2,435.38で引けた。

 金融機関が差し押さえ住宅の売却を延期していることが嫌気され、金融株が売られた。バンク・オブ・アメリカやシティグループなど、主要金融機関の株価は2-5%程度下落した。

 また週間の新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、2か月間で2度目の増加を記録したことが市場心理を冷やした。ただ、この結果を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気てこ入れのために追加金融緩和策の実施に踏み切るとの観測が出て、相場を下支えした。

 同日の原油先物相場は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)11月物は前日比0.32ドル安の1バレル82.69ドルで引けた。

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