4日のニューヨーク株式市場は大幅に続伸。ダウ工業株30種平均は5営業日続伸し、前日比219ドル71セント高の1万1,434ドル84セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は3営業日続伸し、同37.07ポイント高の2,577.34で引けた。

 ダウ平均の終値は、世界的な金融危機を誘引した米証券大手リーマン・ブラザーの破綻直前である2008年9月12日終値、1万1,421ドル99セントを上回った。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が前日に、6千億ドル規模の米国債買い入れなどを盛り込んだ金融緩和策を発表したことが引き続き市場に好感された。また同策の実施により、FRBが更なる利下げに踏み切る可能性が意識されたことから、外為相場でドルが下落し、商品先物相場が上昇、素材株などに買いが入りやすかった。

 また小売大手各社が発表した10月の既存店売上高が堅調で、クリスマスシーズンの年末商戦が予想よりも好調となる可能性が示されたことも、相場を支えた。衣料品大手ギャップ(Gap)株価は6.07%上昇、百貨店大手メイシーズ株価は6.63%上昇して引けた。

 同日の原油先物相場は4営業日続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)12月物は前日比1.80ドル高の1バレル86.49ドルで引けた。

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