10日のニューヨーク株式市場は大幅に反発した。ダウ工業株30種平均は前日比273ドル28セント高の1万0,172ドル53セントで引け、終値が1週間ぶりに心理的節目の1万ドル台を回復。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数も同59.86ポイント高の2,218.71で引けた。

 米失業保険申請件数が約1年ぶりの低水準を記録したことが市場に好感された。また5月の中国の貿易統計で、輸出入額ともに前年同月比約1.5倍と大幅に増えたことから、世界景気の先行きに対する懸念が和らいだことも相場を支えた。

 エネルギー株を中心に買いが優勢となった。前日に急落していた英BPは約12.3%増と大幅に上昇して引けた。

 同日の原油先物相場は3営業日続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)7月物は前日比1.10ドル高の1バレル75.48ドルで引けた。

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