高値圏でのこう着となるなか、決算を手掛かりとした個別物色が中心になりそうだ。決算では、ソフトバンクG<9984>、太陽誘電<6976>がポジティブ、一方でトヨタ<7203>、TDK<6762>がネガティブといった反応になりそうだ。もっとも、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>が強い値動きを続けており、センチメントは明るいだろう。その他、米国ではグラフィック用半導体のエヌビディアが17%を超える上昇となった。この流れから半導体関連に物色が波及するほか、自動運転、AIといったテーマ株への広がりも期待される。また、仮想通貨市場の強い値動きを背景に、ビットコイン関連への物色も意識される。<br/><br/>個別では格下げや目標株価の引き下げで、カプコン<9697>、フジクラ<5803>、日立キャピ<8586>、オムロン<6645>、トヨタ自動車<7203>、エムスリー<2413>、セプテーニ<4293>が観測されている。一方、目標株価引き上げでは、三菱電機<6503>、ソニー<6758>が観測されている。<br/><br/>

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