ADX/DMI
ADX (トレンドの強さ) /DMI (方向性指数)
ADX (トレンドの強さ) /DMI (方向性指数) はチャート下部に3つのラインを表示します。この3つのラインはプラスの方向性指数 (+DI) 、マイナスの方向性指数 (-D1) 、平均方向性指数 (ADX) の3つで構成されています。
算出方法:
プラスの方向性指数 (+DI) のラインは株価の平均上昇幅を示し、ある期間の高値からその直前の期間の高値を差し引いた数値の平均(指数平滑移動平均 (EMA) )を表示します。また、株価が上昇していない場合この数値は0になります。この指数によって株価の上昇スピードの速さをトレースすることができます。
同じく、マイナスの方向性指数 (-DI) のラインは、株価が下落していることを条件にある期間の安値から直前の期間の安値を差し引いたEMAを示します。これにより、株価の下落スピードの鈍さをトレースすることができます。
ADXラインは2つの方向性指数の差 (プラスの場合のみ) を2つの方向性指数の合計で割った数値のEMAです。このラインはトレンドの方向性の強さをトレースします。
編集ボタンを使うと、移動平均の計算期間を変更することができるほか、3本のラインの表示の有無を変更できます。
無料で使えるADVFNの高度分析チャートでADX/DMIを使うことができます。こちらからチャート分析を行う。
パラメータ:期間、ADX/DMI+/DM-の有無
パラメータの種類に関するヘルプはこちらのページで参照してください。
ADX(トレンドの強さ)/DMI(方向性指数)

ADX/DMIの使用例 (チャートはLSE)
解説:
シグナルは以下のサインがチャート上に表示された時です:
買いシグナルは、+DIが-DIを超えている時に、ADXが上昇すると緑の印が現れます。トレンドの終わりには、-DIが+DIを超えるか、ADXが下降すると青の印が現れます。
売りシグナルは-DIが+DIを超えている時に、ADXが+DIの下に位置すると赤の印が現れます。トレンドの終わりには、+DIが-DIを超えるか、ADXが下降すると青の印が現れます。
無料で使えるADVFNの高度分析チャートでこの分析を使うことができます。こちらからチャート分析を行う。
図解:

上の図はADX/DMIと株価を表示した例と、それらが示すサインです(チャートはLSE)