一目均衡表
一目均衡表を使うとチャート上に一度に4つの別の指標が表示されます。これらの指標はそれぞれ:
- 転換線
- 基準
- 遅刻線
- 先行スパン
4つの違う指標を使うことで、株価の動き、トレンドの方向、売り買いのタイミングなどを、他の3つの指標を併用して使うことなく把握することができます。(通常3つの指標を併用することが推薦されています)
変数:期間1、期間2
変数の種類に関するヘルプはこちらのページで参照してください。
一目均衡表

一目均衡表の使用例 (チャートはLSE)
4つの指標:
一目均衡表は、相互に影響を及ぼし合う多くの指標で構成され、移動平均と極めて類似した特徴を持っているほか、高値と安値に特に重きを置いています。この指標は:
- 転換線: 過去9日間の最高値と最安値の平均値(赤のライン)
- 基準線: 転換線と類似していて、過去26日間の最高値と最安値の平均値(茶色のライン)
- 遅行線: 当日の終値を26日前に遡って記録した線(ピンクのライン)
- 先行スパン: 二つの先行線の間にできた雲
- 先行線1は(転換線+基準線)÷2を26日前に遡って記録しています。
- 先行線2は(最高値+最安値)÷2を52日前に遡って記録しています。
このエリア(上昇トレンドは緑、下降トレンドは青)は、上昇下降トレンドを示すだけでなく、株価の支持線と抵抗線としても働きます。緑/青色の影のエリアは株価のラインを先行させたものです。
4つの指標:

一目均衡表(4つの指標)の使用例(チャートはLSE)
解説:
一目均衡表は様々なシグナルを発します。
基本的に、株価が先行スパン(緑と青のエリア)の上に位置していると上昇トレンド、株価が先行スパンの下に位置していると下降トレンドということが分かります。転換線(赤)が基準線(茶)を上抜けすると買いシグナル、下抜けすると売りシグナルです。
先行スパンに対する転換線(赤)と基準線(茶)の位置も重要なポイントです。株価が遅行スパンより下の時に売りのサインが現れると、26日前の終値を上回ることを示す有力なシグナルになり、逆の場合も然りです。
図解:

上の図は一目均衡表と株価を表示した例と、それらが示すサインです(チャートはLSE)
期間:
一目均衡表ではは3つの重要な期間:9、26、52を設定します。一目均衡表が作られた1930年代の取引日数は6日間でしたので、この変数は一週間半、一ヶ月、二か月に設定されています。しかし現在の取引日数は5日なので期間を7,22,44に変更したい場合は、編集ボタンから期間1を7、期間2を22に設定することが可能です。(3つ目の期間は自動的に期間2の倍の数値が設定されます。例:期間2が26だと52、期間2が22だと44)