VWAP

出来高加重平均価格

出来高加重平均は株式の出来高に重きを置いて算出されます。そのためこの分析は出来高のある銘柄のチャートでしか表示できません。またこの分析は日足または日中足チャート上にしか表示できません。

この指標は移動平均に似た性質を持っていますが、選択した1日の平均株価の出来高を加重しています。この指標は価格線の上に線、またはローソクで表示されます (編集ボタンからどちらかを選択できます) 。上昇しているとローソクの中は空洞に、下落していると塗り潰されます。また、それぞれのヒゲは高値と安値を示します。

無料で使えるADVFNの高度分析チャートでVWAPを使うことができます。こちらからチャート分析を行う。

この指標を使うにはいくつか制限があります。まず、時間は15分足のみでの使用となっており、LSE (ロンドン証券取引所) 上場銘柄でしか使用することは出来ません。また、ヒストリカルチャートでの使用はできず、この指標はチャートに追加した瞬間からその先のデータで算出されるため、過去のデータは使われません。出来高加重移動平均を使用すると、これらの制限なく使用できるので、他の証券取引所に上場している銘柄や、過去のデータを加味する分析を使用したい場合はそちらをお薦めします。

パラメータ：線、またはロウソク足

パラメータの種類に関するヘルプはこちらのページで参照してください。

VWAP

VWAPの使用例（チャートはVodafone）

解説：

VWAPと価格線を比較するとで、日中のトレンドを見ることができます。移動平均と同様、VWAPが価格線の上に位置していると下降トレンド、反対に、VWAPが価格線より下に位置していると上昇トレンドであることが分かります。また、VWAPと価格線が交差した時はトレンドの転換を示唆します。もしもトレンドが無い場合、VMAPは価格線上を平行に推移します。

また、その日の高値と安値の間でVMAPが落ちるのを見ることができます。

図解：

上の図はVWAPと株価を表示した例と、それらが示すサインです（チャートはVodafone）