アルーン

この指標では3つの線がチャート下部に表示されます。緑の線はアルーン・ダウン、赤の線はアルーン・アップ、そして黒の線はアルーン・オシレータです。アップとダウンは0から100の間に表示され、アルーン・オシレータは-100と100の間に表示されます。アルーン・オシレータはアップとダウンの差で算出されます。

アルーンアップ/アルーン・ダウンとは

モメンタム分析が時間を基準にした価格を見るのとは異なり、アルーンは価格を基準にした時間を見ます。アルーン指標はn期間の高値/安値からの期間の長さを測ります。

例として、期間が14に設定されている場合、アルーン・アップは期間14の高値からの日数を測ります。つまり、一年チャートを日足で見ると期間14内の最高値からの日数を計算します。反対に、変数（パラメーター）を初期値ののまま使用すると、アルーン・ダウンは期間14の最安値からの日数を計算します。この設定値は”正規化”され百分率で表示されます。（従って0~100はパーセンテージを表しています）

この指標の根底的な仮定は、株価が上昇トレンドを最高値で終え、最安値で下降トレンドを終えることです。

期間は編集ボタンから変更できます。アルーンは長期トレンドの傾向、短期トレンドの傾向と、そのトレンドの継続期間を示します。また三つの線を表示する有無は変更することが可能です。

変数：アルーン・オシレータ/アルーン・アップ/アルーン・ダウンの表示有無

変数の種類に関するヘルプはこちらのページで参照してください。

アルーン

アルーンの使用例 (チャートはLSE)

解説：

アルーン・ダウンが70を超えている時にアルーン・アップが30を下回っていると、下降トレンドであることが分かります。逆に、アルーン・アップが70を超えている時にアルーン・ダウンが30を下回っていると、上昇トレンドであることがわかります。

アルーン・オシレーターは、50を超えていると強気トレンドであることが分かり、-50を下抜けしていると弱気トレンドであることが分かります。0付近に来ると相場は転換時期でトレンドは無いことが分かります。

トレンドの転換はアルーン・アップとダウンが線を交差した時です。

この指標はADX/DMIと似ています。

図解：

上の図はアルーンと株価を表示した例と、それらが示すサインです（チャートはLSE）