東京市場は堅調か。欧州株は軟調も米国株が強い動きを見せており、米国株高を好感して買い優勢の展開を予想する。米国ではストレステストの結果を受けて金融株が買われ、ハイテク株にも買いが向かうなど、幅広い銘柄が上昇した。ドル円は足元で112円30銭近辺での推移。小動きだが緩やかな円安基調が続いている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円高の20210円、ドル建ては105円高の20245円で取引を終えた。

 日本株はきのうは円安が進行しながら米国株安を警戒して終日軟調となった。しかし昨晩のダウ平均は143ドル高と、前日の下げ分(98ドル安)を上回る上昇となっており、警戒感がかなり払しょくされると考える。イベントを通過して金融株が上昇している点も、リスク選好ムードを強めやすい。日経平均は6月20日の高値20318円が控える20300円どころではいったん上値も抑えられようが、強い地合いは続くと予想する。予想レンジは20180円−20300円。