東京市場は堅調か。欧米株はそろって軟調。原油安が嫌気された上に、米国ではアルファベットやアップルが序盤に大きく売られる場面があったことなどが警戒材料となった。ドル円はおおむね良好な米経済指標を受けてドル高・円安が進んでおり、ドル円は足元で110円80銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円高の19870円、ドル建ては110円高の19920円で取引を終えた。
欧米株はさえなかったが、日本株は円安を好感して買い優勢の展開が想定される。ただ、日銀の金融政策発表日で、引け後には黒田日銀総裁の会見が控えている。金融政策に関しては政策変更はなくマーケットへの影響も限定的と予想するが、先週には日銀金融緩和の出口論に関する報道で、国内金利や為替、株式が動意づく場面があったことから、総裁会見を見極めたいとの見方から上値も抑えられると考える。米ハイテク株に不安定な動きが続いていることもあり、総じて様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19800円−20000円。