東京市場は方向感に乏しい展開か。欧州株はまちまちで米国株は軟調。欧米ともエネルギー株や金融株が弱い。ドル円は110円80銭近辺での推移。シカゴ購買部協会景気指数を受けて110円60銭を割り込む場面もあった。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて10円高の19670円、ドル建ては15円高の19675円で取引を終えた。米国株は小幅な下げでCME225先物は前日終値近辺からのスタートを示唆しており、きのうまでと同様、様子見姿勢の強い地合いが想定される。終日小動きのまま推移する可能性も高いとみるが、今週はここまでドル円の上値の重さが強く印象づけられている。原油と金融株が同時に下げているのはあまり良い傾向ではなく、先高期待の後退から、売り圧力が強まる展開も想定しておくべき。日経平均の予想レンジは19500円−19700円と下へのレンジを広めに見ておきたい。