本日のマザーズ市場では、日経平均がプラスへ切り返すのに連れ、朝方に買いが強まる場面があった。しかし、上値では利益確定の動きもあり、マザーズはやや伸び悩む展開となった。個別株では値動きの荒さが目立ち、短期の値幅取り狙いの物色が中心だったことが窺える。材料株や出遅れ株が物色され、矛先は次々と入れ替わった。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1363.43億円。騰落数は、値上がり144銘柄、値下がり86銘柄、変わらず7銘柄となった。<br/> 個別では、マザーズ売買代金トップのソレイジア<4597>がストップ高まで買われた。本日より信用規制が実施されたTrends<6069>は人気継続で16%超高となり、Aiming<3911>やリネットジャパン<3556>も10%を超える上昇となった。その他では、アカツキ<3932>、ファイズ<9325>、SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、アスカネット<2438>などが上昇した。ファイズはEC大手アマゾンに関する一部報道を受けて上げが目立った。一方、サイバーS<3810>が後場急速に値を崩し、小幅安で取引を終えた。アライドアーキ<6081>、Gunosy<6047>、マイネット<3928>も軟調。また、GNI<2160>は米社買収を発表して買いが先行したものの、その後利益確定売りに押されて10%を超える下落となった。<br/> なお、旅工房<6548>は上場2日目の本日、公開価格の約2.7倍となる高い初値を付け、その後も買いを集めた。<br/>

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