東京市場は波乱含みか。欧州株は小幅高で米国株は下落。トランプ大統領議会演説を前に様子見姿勢が強まり、ダウ平均は13日ぶりに反落となった。ドル円は米連銀総裁の早期利上げに前向きな発言が相次いだことから、朝方にかけて円安方向へ傾いており、足元では112円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて50円高の19180円、ドル建ては65円高の19195円で取引を終えた。議会演説を東京時間で消化するため、ヘッドラインのニュースなどを手がかりに荒い動きが出てくると想定される。演説は日本時間の11時に開始予定で、前場と後場は動きが一変する可能性もある。ダウ平均が反落したとはいえ、大きく売られているわけではないため、極端にネガティブな動きにはならないとみるが、ドル高への警戒を強く打ち出すような話が出て、為替が円高に振れるようだと、日本株の上値は抑えられる。振れ幅の大きな展開が予想されることから、日経平均の予想レンジは18800円−19450円と広めにみておきたい。