『米株式市場』


24日のNY市場は上昇。欧州株が全面高となった流れを受けて買いが先行。原油相場の上昇が好感されたほか、新築住宅の販売件数が市場の予想を大きく上回り、およそ8年ぶりの高水準だったことから、景気の先行きへの期待感が広がった。ハイテクセクターにも買いが広がり、終日堅調推移。ダウ平均は213.12ドル高の17706.05、ナスダックは95.27ポイント高の4861.06。


グローベックスの米株先物はNYダウで60ドル高程度を織り込んで推移しており、買い先行の展開が見込まれる。NYダウは前日までの上昇で25日線を捉えていたが、この抵抗突破が意識されそうである。また、欧州市場は全般買いが先行していることも、買い安心感につながる可能性がある。


経済指標では、MBA住宅ローン申請指数、FHFA住宅価格指数が予定されている。前日は新築住宅販売の上振れが材料視されていたが、住宅関連の材料が相次ぐようだと、ポジティブに評価されやすいだろう。その他、ダラス連銀総裁、フィラデルフィア連銀総裁、ミネアポリス連銀総裁が講演を予定しており、利上げに関する発言等が変動要因となる可能性がある。




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