こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

季刊の「マクロ経済見通し」が5月24日に公開されました。

SMBC日興証券では『実質GDP成長率は16年度が前年比+0.7%、17年度が同+0.9%』と予想。『前回予測(3月8日)から16年度は-0.1ppt下方修正、17年度は+0.9ppt上方修正した』とのこと。

景気は足踏み状態にあり、『これはアベノミクスがアクセルとブレーキを同時に踏んでいるためだろう』としています。具体的には『企業部門にはアクセルを踏み、家計部門にはブレーキを踏んでいるため、経済は前進せず、その場で空回りしている』という分析です。

一方で『家計はアベノミクスでは逆風を受けるが、人手不足という構造変化から恩恵を受け、自律的に回復して』いき、企業部門では『外部環境の好転を受け、国内設備投資も年後半に持ち直していく』とも予想。日本経済は心理改善から年の後半には持ち直しへ向かうだろうということです。

さらに『日銀は6月16日の金融政策決定会合で追加緩和を決定する』と予想。『金利、量、質の3次元緩和になる』とみていて、『この場合、円ドルレートは最大5円程度円安となり、企業・市場心理の好転に繋がるだろう』と分析しています。

SMBC日興証券の投資情報レポート「マクロ経済見通し」に詳しい分析レポートが掲載されていますので、よろしければ見てみてくださいね。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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