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2017年7月25日の日経概況

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2017年7月25日の東京株式市場は続落しました。

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終値は前営業日比20円47銭(0.10%)安の1万9955円20銭でした。

予想で伝えていた通り、

26日まで開かれる米国のFOMCや、

週後半から本格化する四半期決算に備えて、

様子見を決め込む動きに徹している雰囲気で、

売買代金も2兆円割れが続いています。

弱気になる必要はなく、好業績銘柄への仕込み時期でもあります。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は続落と反発になりました。

ダウ工業株30種平均は続落して、

前営業日比66ドル90セント(0.3%)安の2万1513ドル17セント、

ナスダック総合株価指数は反発して、

前営業日比23.054ポイント(0.4%)高い6410.808で取引を終えました。

 

25~26日のFOMC、ピークを迎える業績発表など

様子見が広がりやすい流れの中、

先週末までの高値更新を受けて、

利益確定を優先する動きになりました。

 

金融を始め、大型の主力銘柄が売られたことは相場の重荷になりましたが

下値を売り込まれる展開にもならず、

通常の変動幅の中に収まりました。

 

市場が目を向けているのでは26日まで続くFOMC、

その後出揃う業績のまとめです。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

シカゴのCME日経平均先物は小幅の続落で、

9月物は前営業日比35円安の1万9945円で引けました。

大阪取引所の終値を5円上回りました。

 

SGX日経平均先物は買いが先行してスタート、

15円高の1万9960円で始まりました。

日本市場は方向感のない様子見でスタート、

3円89銭高の1万9979円56銭 で寄り付きました。

 

その後も様子見を続ける動きには変動がなく

下げ幅を徐々に広げた結果、

前日比25円56銭(0.13%)安の1万9950円11銭で午前の取引を終えました。

 

米国の長期金利を背景に円安にふれたことで

2万円を回復する場面もありましたが、

決算を見極めたい雰囲気の方が強く、

2日連続で2万円を割り込んで終了しました。

 

石油・石炭製品が上昇率上位まで買われ、

銀行・証券などの金融関連銘柄が久しぶりに上昇率上位に並びました。

一方、前日買われていた不動産、水産などに売りが進みました。

 

東証1部の売買代金は概算で1兆8865億円、

売買高は14億9756万株でした。

2兆円割れが続く中、本日はより薄商いになりました。

東証1部の値下がり銘柄数は1297、

値上がりは593、変わらずは134銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は長い上ひげを持つ陰線を形成しました。

前日の高値と安値は切り上げる上昇の形になりましたが、

前日にあけた窓を埋める勢いにはならず、小動きに終始しました。

 

上ひげの長い日足なので、上昇の勢いは弱く、

まだ迷いが強い状態です。

25日線が上に位置、7月に入っては25日線を挟んでの動きが続いた後

下離れした形に変わりました。

 

ボリンジャーバンドの向きは横ばい、

幅はさらに狭まってきたので、エネルギーを貯め始めています。

どちらかに動き出す可能性が高いので、

横ばいの今だからこそ、観察の視線を緩めないことが大事です。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

日本株には様子見が続いています。

米国のイベントと四半期決算、日本の決算が重なって

方向性が見えない時には当然起こりうることです。

 

本日も全体的には薄商いの中、業績がしっかりした銘柄には

例外なく物色が進みます。

先週末は「2017年下半期の展望」というテーマでセミナーを行いましたが、

ここで重点的に取り上げた分野の1つがAI関連でした。

 

今更なにを?という感じがあるかも知れませんが、

戦略的な観点で、今買いの銘柄と

テクニカル的な分析で割り切って

あえて空売りを入れる観点についても説明しました。

 

特別な材料がない中、直近の動きから注目する分野を考えてみると、

10%以上の上昇を演出した安川電機<6506>に続く、

ロボット、工作機械関連銘柄は注目していいのではないでしょうか。

それもテクニカル分析を加えて、一回落ち着くのを待ってから

次のチャンスを狙うという戦略です。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

19,955.20     -20.47     -0.10%

NYダウ(ドル)

21,513.17     -66.90     -0.31%

ドル(円)

111.05-06     +0.24円安   +0.21%

ユーロ(円)

129.39-43     +0.42円安   +0.32%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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