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2017年6月21日の日経概況

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2017年6月21日の東京株式市場は4日ぶりに反落しました。

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終値は91円62銭(0.45%)安の2万0138円79銭でした。

前日の米国市場が下落し、

為替市場でも円安基調が一服したことで、

市場では利益確定の売りを優先するが動きになりました。

前日伸ばしていた輸出株に売りが出ましたが、

内需系の一角や新興株を中心とした中小型の銘柄、

材料株には押し目買いが入り相場を下支えしました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

前営業日の米国市場は下落になりました。

ダウ工業株30種平均は反落して、

前営業日比61ドル85セント(0.3%)安の2万1467ドル14セント、

ナスダック総合株価指数も反落して、

前営業日比50.982ポイント(0.8%)安の6188.031で取引を終えました。

 

市場を押し下げたのは原油先物の下落で、

WTI先物(MYMEX)20日の最安値は42.75ドルと、

2016年11月14日以来の安値をつけました。

 

業績悪化が懸念された石油関連銘柄に売りが出たことに加えて

連日の高値更新で利益確定が出てもおかしくないタイミングだったというのも

一つの要因として働きました。

 

まだ高値圏での変調に過ぎないので、

悲観的になる要素は見当たりません。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

6月19日のCME日経平均先物は4日に渡り続伸、

前日比40円高の2万0170円で引けました。

SGX日経平均先物は円安の一服を受け、売りが先行、

日経平均先物9月物は前日の清算値比95円安の2万105円で始まりました。

 

日本市場は米国市場の反落と為替市場の円安一服で

売りが先行してスタート、

前日比38円安の2万0192円で寄り付きました。

 

輸出株を中心に売りが広がり、下げ幅を広げましたが

下値では押し目を拾う動きが入ることで

下げ幅は縮小するなど方向感を欠いた動きを続けた結果、

91円安で本日の取引を終えました。

 

米国市場の影響を受けて石油・石炭製品が下げ、

銀行、証券などにも売りが入りました。

反面、医薬品、陸運業、建設など内需株の一角には

買いが入り、ジャスダック・マザーズな新興市場、

中小型銘柄にも買いがしっかり入りました。

 

商いは前日より細くなって

東証1部の売買代金は概算で2兆2639億円、

売買高は16億3436万株でした。

東証1部の値下がり銘柄数は1330、

値上がり589、変わらず101でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は短い上下ひげを持つ陰線を形成しました。

前日の解説では「天井を示唆する形として

解釈されるものです。」と説明、その通りになりそうな形です。

 

前日に作られた窓のちょうど真ん中に位置する形で、

前日の終値から下に離れてスタート、

実体が窓の間に収まる小さい窓を形成しました。

 

前日に伝えた通り、達成感も反映した下げがあったことに過ぎないので、

悲観的になる必要はありません。

むしろ、調整を挟むことであげやすくなりますので、

売りをしっかりセットして落ち着いて対処しましょう。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

本日の動きで注目したいのは、日本市場ではなく、

米国市場、中でもアマゾン・ドット・コム。

前回はスーパーを買収すると発表することで

小売業の相場を崩し、相場全体を下げる要因になりました。

 

前日はアパレル通販の新たなサービスを発表したことで

アパレル業界の競争が激化するとの思いから

ギャップ、ラルフローレンなどの関連銘柄に競争激化を警戒した売りが膨らみました。

 

アマゾンが市場を押し下げるという見方は狭い視点で、

彼らが入ると市場の秩序が再編するとの見方が広がるほど

強い競争力を持っていると解釈するのが良いでしょう。

 

アマゾンを含めた、有望銘柄と新たなビジネスモデル、

世界城勢の読み方などに関しては

7月に行われる「2017年上半期の振り返りと下半期の投資戦略」で

http://www.tbladvisory.com/academy/lectureschedule/

詳しく説明しますが、人類が今まで経験したことのない

新たなビジネスモデルと会社の出現に直面しているのは間違いありません。

 

特別な材料がなく、「眺める」ことの多くなるこの相場、

アマゾン関連の銘柄、アマゾンに次ぐ革新性のビジネスモデルは?

など一歩先を読むトレンドを分析してみるのはいかがでしょうか。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,138.79   -91.62   -0.45%

NYダウ(ドル)

21,467.14   -61.85   -0.28%

ドル(円)

111.28-29   -0.38円高  -0.34%

ユーロ(円)

123.86-90   -0.78円高  -0.62%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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