東京市場は戻りを試す展開か。ドル円相場は1ドル=110円台前半と直近の円安水準を維持していることに加え、欧米株式も上昇。米国市場はIT・ハイテク株中心に戻りを試す展開となっており、日本株も前日上昇が目立ったソニーや日立製作所などから、電機・精密・化学を含めたハイテク株全般に買いが波及する展開が予想される。米半導体指数は三角もち合いの煮詰まりから上振れる兆しが出てきており、東京エレクなどの半導体関連銘柄を刺激する公算が大きい。
取引時間中は中国8月製造業PMIの結果や、ドル円相場が110円台後半まで円安が進むかどうかが注目される。
日経平均は8/18の下げで形成したチャート上のマド埋めが予想されるほか、TOPIXは25日線(1614.2P)を上回れるかが注目される。
日経平均の予想レンジは19530円−19680円。出遅れ感の強い銀行や証券、不動産、保険などの内需金融セクターへ買い戻しが強まれば、19750円程度まで上値が伸びる公算が大きい。