東京市場は軟調か。欧米株はまちまちで米国株は下落。米国ではトランプ大統領がメキシコとの国境に壁を作るためには政府閉鎖も辞さない姿勢を示したことや、弱めの経済指標などが売り材料となった。為替市場では大統領発言がリスク回避ムードを強めてドル安・円高が進行。足元のドル円は108円90銭近辺と、109円を割り込んでいる。CME225先物は大証日中終値と比べて75円安の19345円、ドル建てが65円安の19355円で取引を終えた。

 大統領発言が米国株にネガティブ影響をもたらし、為替も円高に振れたことで、日本株はさえない展開が想定される。基本的にはジャクソンホール会合前で動きづらい地合い。きのうも欧米株の強い上昇の割には日経平均は伸び悩んでおり、売買手控えムードが強まると予想する。会合が相場の転換点となるとの見方もあることから、売り一辺倒にもなりづらく、直近安値(19361円、8/22)近辺では下げ渋るとは考えるが、押し目買いも期待しづらく、安値圏でのもみ合いが続くと予想する。予想レンジは19300円−19450円。