東京市場は堅調か。好材料が多かった米国株が大幅上昇、NASDAQ総合は3週ぶりに終値で史上最高値を更新した。ドル円も足元で109円30銭台と円安に振れており、米国株高と円安を好感して買い優勢の展開が想定される。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて100円高の18570円、ドル建ては150円高の18620円で取引を終えた。米国ではムニューシン米財務長官が早期の税制改革について言及したことや、良好な企業決算が買い材料となった。棚上げになっていた感のあった税制改革についての話がこのタイミングで出てきたことはポジティブ。グローバルに不透明材料が多かった中で、米国の経済成長に改めてスポットが当たる可能性が高い。高寄りが見込まれるが仏大統領選を控えているため、上値を積極的には追いづらいと考える。しかし、同イベントを波乱なく通過できれば株高との期待も高まり、強い地合いは維持されると予想する。日経平均の予想レンジは18480円−18680円。