スキューバンド
ボリンジャー・バンドが株価の平均値との標準偏差をプロットしているのと同じように、スキューバンドは平均値前後の標準偏差とスキュー(歪度)の両方をプロットするものです。
最初に、ある期間の株価の単純移動平均を求め、その数値を利用して当該期間における株価の標準偏差と歪度を求めます。次に、これらの数値を使って平滑確率分布を割り出し、確率分布が最高値の5/6(パープル)、2/3(ブルー)、1/2(シアン)、1/3(グリーン)、もしくは1/6(イエロー)に達したポイントの帯をそれぞれの色で表示しています。
そのため、スキューバンドによると、株価がパープルのバンドに収まるのは計算期間の1/6、同様にブルーのバンドに収まるのは1/3、シアンのバンドに収まるのは1/2、グリーンのバンドに収まるのは2/3、イエローのバンドに収まるのは5/6になると予測されています。歪度には方向性が明確に現われることから、それぞれのバンドは対称である必要はなく、またどちらの方向でピークを付けるかを特定することはできません。
変数:期間、パーセンタイル、[Central Morr]
変数の種類に関するヘルプはこちらのページで参照してください。
スキューバンド

スキューバンドの使用例 (チャートはLSE)
解説:
編集ボタンを利用すると、プロットされた百分位の数値や期間を変更できるほか、バーの端または中心点を使って平均値、歪度、標準偏差を計算するかどうかを決めることができます。 バーの端を利用すると、スキューバンドはボリンジャー・バンドと同じように見えます。バーの中心点を利用すると、スキューバンドによって株価の変動をはるかにうまくトレースできます。