JPX日経インデックス400

JPX日経インデックス400とは

JPX日経インデックス (JPX日経400) とは、2014年1月6日より始まった株価指数である。日本取引所グループ (JPX) 傘下であり、国内最大規模を誇る東京証券取引所と株式会社日本経済新聞社 (日経) が合同で算出している。経営、財務共に優れた株式会社が選定され、日本企業の魅力を国内外へアピールするとともに、株式市場の活性化を促す目的で作られた。

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東証1部、2部またはマザーズやジャスダックを含む東京取引証券所に上場し、3年以上経っている企業から400の銘柄が選定される。選ばれる銘柄は、資本の効率的活用、投資者を視野に入れた経営観など「投資者にとって魅力高い銘柄」のみとなっている。

具体的な選定基準

①まず以下の銘柄以外の上場企業を選定(スクリーニング)

• 過去3期いずれかの期で債務超過
• 過去3期すべての期で営業赤字
• 過去3期すべての期で最終赤字
• 整理銘柄等に該当する企業
  (東証より引用)

②その中から、「直近3年間の売買代金」と「選定基準日時点における時価総額」を考慮し上位1000銘柄を選出。

③さらにその1000銘柄を下記の図の基準で得点付け (スコアリング) をする。

※ROE＝株主資本利益率（Return On Equity）

④この得点に、以下の項目を参考に加点をする。

• 独立した社外取締役の選任 (2人以上)
• IFRS採用(ピュアIFRSを想定)または採用を決定。
• 決算情報英文資料のTDnet (英文資料配信サービス) を通じた開示。
  (東証より引用) 

③、④の得点付けの結果、得点の高い順に400銘柄を選定する。

以上の基準で毎年６月の最終営業日を選定基準とし、8月に銘柄の入れ替えを定期的に行う。

算出方法

その他、前年度の構成銘柄は優先的に採用される。 (バッファルール) 

指数の算出方法としては、浮動株を調整した時価総額の合計を基準時価総額で割って算出する。 (浮動株調整時価総額加重型) 連続性維持の為、銘柄数の増減や市況の変化によって変わらない時価総額の増減を調整する。比重の大きい企業に関しては、選定基準日にてウェートが1.5％になるように調整が行われる。

指標の情報は、東証より１秒毎に算出され送られる。