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株式

株式は一般的に普通株式と優先株式に分けられます。

 

株式の基本

過去数十年間以上で、株式市場に興味を持っている人達が急増しています。従来の株投資は富裕層だけが可能なものでしたが、インターネットやオンライン取引の導入により今や全ての人々にとって身近なものとなりました。

株投資の高い人気と裏腹に、実際に投資をしようとするとき大抵の人々はどのような情報が必要なのか十分に理解していません。世の中には一攫千金を臭わすような間違った情報がたくさん溢れています。大抵の人々は株式市場に関する情報を身の回りの会話から取り入れていますが、会話の相手が株式市場に熟知しているようで実際は知識や経験が乏しい、ということは驚くべきことではありません。

人々は株投資とはリスク無く容易に資産を増やす方法だと思いがちです。確かに、株投資は膨大な量の財産を作ることを可能にしますが、リスクも伴います。この問題を解決する唯一の解決策は知識を増やすことです。株式市場においてあなたの財産を守るための鍵は、あなたがお金を預けている会社のことをよく知るということです。

  

株とは

株式は会社における所有権を表し、会社の資産や利益を請求できる権利の証明となります。株主は発行済株式数に対する自身の持ち株数に応じた権利を有します。例えば、会社が100株を発行していた場合、内8株を所有する投資家は会社の8%を所有していることになります。

株とは会社の資産を共有するということです。また、株を保有するということは会社の資産や収益を請求する権利を保有することになります。たくさん株を所有するということは、あなたは自分の資産を企業の成長に賭けているということになるのです。

 

株主とは

株を保有するということは、あなたはその他多数の会社の株主の一員となるということです。つまり、会社の所有物すべてに関して意見する権利を持つことになります。厳密にいうと、あなたは会社の商標、資産、設備などの会社の所有物を一部所持することと同じになります。また、株主になれば株を所持すると同時に議決権を有することにもなります。

あなたが株式会社の株主になるということは、企業のその日の運営に出資するということではありません。従って、年一回の株主総会で取締役を選ぶには一株につき一票では限界があるように、あなたが企業に対して意見することにも限界があるのです。 例えば、あなたがソニー(TSE: 6758)の株主になったからといって、 ソニーの現CEOである平井一夫氏に電話し、会社の運営についてどうするべきかあなたが思っていることを訴えることはできません。また、ソニーの本社に自由に出入りすることもできないし、プレイステーション4を要求することもできないのです。

会社の経営陣は株主達のため会社の価値を上げるものですが、経営が上手くいっていない場合、株主達は経営陣を投票で解任する権利を有しています。そうは言っても、個人投資家が会社に大きな影響を与えるほどの株数を所有していることはあまりありません。しかし、機関投資家は彼らとは違い、会社の経営自体を左右することができる程の株を所有しています。

株主になるということの大きな特徴としては、会社の利益の一部を享受する利益配分請求権と残余財産請求権を与えられるということです。利益は配当金として払われることがあります。より多くの株を所有すればするほど、より多く会社の利益を得ることができるのです。また、残余財産請求権は会社が倒産したときに限り行使することができます。清算が行われると、会社が債権者へ支払いを終えた後に余財を株主は受け取ることになります。

株の特徴としてもう一つ挙げられるのは、株主の義務には限りがあるということです。もし会社が負債を払えなくても、あなたに個人的な責任はありません。株を所有するということは、あなたがいくら資金を失ったとしても全てあなたの投資の責任となるのです。従って、もしあなたが株主となった企業が倒産しても個人的な資産を失うことはありません。

 

なぜ会社は株を発行するのか?

会社は資金を集めなければなりません。企業は事業を拡大し資金を集めるために株を発行するのです。そして、企業は新しい工場の建設、市場調査、新製品の開発のために集めた資金を費やします。その結果、企業はより多くの利益を上げるようになります。

企業が資金を集める方法は二つあります。1) 借金をする 2) 株を発行する ことで、投資家から資金を募る。

企業が株を発行しお金を集めようとする理由はさまざまです。

  • 新商品の開発
  • 新しい建物や在庫品への出資
  • 設備向上のための投資
  • 経営者が事業の幅を広げるため


企業は債券を発行したり銀行からローンを組んだりしてお金を借りることもできますが、これらは借金による資金調達 (デットファイナンス) ということになります。一方で、株を発行するということは株主資本の増加を伴う資金調達 (エクイティファイナンス) となります。株を発行することの利点は、企業は投資された資金の返済の必要も、利払いの必要もないことです。

 

株の種類

一般的に、株式には普通株式と優先株式があります。

 

普通株式

普通株式とは日本の株取引の中で最も一般的な株式です。普通株式は企業の所有権を意味し、団体的所有権のように会社の決断を左右させる投票権を保持します。
普通株式を所有すると株主総会で経営陣を投票で選ぶことができる議決権があります。一株につき一票の投票権を持つことになり、従業員と同じように企業の経営に対して賛否を表明し意思決定に関与することになります。

 

優先株式

優先株式とは普通株式と違い議決権を持ちません。しかし、普通株式よりも優先されて配当金を享受することができます。

優先株式にも配当優先株式、参加的優先株式、非参加的優先株式、累積的優先株式、非累積的優先株式などの様々な種類があります。

累積的優先株式の場合、会社が配当金を支払えなかった場合、不足分が累積され次の決算時に支払われるという特徴を持ちます。

これらの特徴や議決権がないことから、優先株式はエクイティ・ファイナンスというよりは負債と提言されることが多いです。

 

 

株取引のやり方

大半の株式は証券取引所で取引されます。証券取引所とは買い手と売り手が立会い、株の価格を取計らう場所です。現在多くの取引所は電子化されており、コンピュータのネットワークを通じて取引が行われていますが、一部の取引所では今もなお立会で取引が行われています。

 

株を購入する

株を購入する方法はいくつかありますが、最も一般的な方法はブローカーを通して取引を行う方法です。証券会社はフルサービスブローカーやディスカウントブローカーであっても、売り手から買い手への株の譲渡を手配します。実際に大半の取引は証券取引所によって選ばれたブローカーを通し行われています。

株式の購入には二つの方法があります。売り手の保有する株式を買い取る、または信用取引をして株を購入する、この二つです。信用取引を行うと、証拠金を証券会社に預けることで手持ちの資金額を超える株式の購入も可能にすることができます。これらの株 (または担保) は、買い手が返済することを保証しているローンです。万が一返済が行われなかった場合、貸しつけた株式を売却する権利をブローカーは有しています。信用取引で株を購入するということは、車や家を購入するためにお金を借り、車や家を担保として扱うことと同じと言えます。

 

株を売却する

株を売却する手順は株の購入手順と似ています。一般的に、投資家は株を安い値段で購入し高い値段で売りたいと考えます。

株を購入する際には、買い手から売り手へ株の譲渡を手配する仲介人 (ブローカー) に手数料を支払うことになります。手数料はどのようなタイプの仲介業者が取引を扱っているかによって、高くも低くもなります。

 

 

株価を変動させる要因とは?

株価の変動理由を理解するのには、非常に基本的な部分を理解する必要があります。ー市場における「需要と供給」が株価を決定付けるということです。

 

以下が株価に良い影響となる要因の一例です。

 

待以上の収益

業績がアナリストの予想を上回ったとき、株価が上がる傾向があります。

 

新しい商品

企業が新商品を発表した時や、商品の発売予定日を発表した時に株価は上昇します。例えば、ソニー (TSE:6758) のプレイステーション最新版が発表されたとき、ソニーの株価は上昇しました。

 

競合他者の悪いニュース

想像してください。トヨタ (TSE: 7203) が一夜にして倒産したとします。業績の悪化などではなく、経営幹部数名が不正会計を行い、会社から1千億円を流用したことで倒産した、と仮定します。

その時、競合他社である日産(TSE:7201)の株価には何が起こるでしょうか。日産の株価はもちろん上昇するでしょう。この仮定の出来事が起こった場合、日産はトヨタが引き起こした災難から利益を得ることになるのです。

 

企業買収の提案

企業買収以上に株価を飛躍的に上昇させる要因はありません。手頃な株価の優良企業に買収提案がされると、株価の上昇が見られます。

 

新しい規則/法律

新たな規則や法律が企業の事業にとって好都合である場合、株価にも有利に作用します。

 

株価を下げるいくつかの要因

業績不調

業績不調は企業の株価に破壊的な影響を与えることになります。業績予想を上回ったのに株価が安定することはごくまれなことで一般的に株価は上昇します。逆に業績予測よりも下回った場合、株価は少なくとも数ポイント確実に下がります。

 

商品を失う

これは消費財産業によく起こることです。特権の期間が終了することで、商品の独占的権利が企業から失われます。

 

経営陣の異動

企業のCEOが突然辞めるようなことがあれば、もちろん株価は下がります。責任者の突然の離脱は一般的に何か悪いこと、言い換えると不正行為などが発覚したことを意味します。

 

競合他者の良いニュース

何か良いことが競合他社に起きたとき、一方の株価は下がります。

 

新しい規則/法律

新しい法律や規則が企業を無力にすることがあります。例えば、オンラインで商品を購入する際に消費税が導入されたら楽天の収益はどうなるでしょう?

恐らく、会社の株価は悲惨なものになるでしょう。

 

企業買収の失敗

企業買収をする際には膨大な量の資金がかかります。もし買収が成立しなかった場合、費やされた資金は無駄となり、買収に失敗した企業の株価は落ち込みます。

 

訴訟

訴訟は企業の株価にとって決して良いものにはなりません。例えば訴訟には、特許権や製品のライセンスなどに関するものなどがあります。しかし、もっとも影響が大きいのは健康関連の訴訟です。例えば、タバコ会社はタバコが癌を引き起こす製品を販売したとして賠償金を払いました。

 

市場の調整

市場の調整とは以前から続く株価上昇が作用して悪化傾向に入る株式市場の状態のことを言います。調整が起こるのは珍しいことではありませんが、たった一日で数ポイント下落することもあります。

調整局面を迎えている間はあまり好ましいとは言えないかもしれませんが、加熱しすぎた市場を落ち着かせるためであることと、買いの好機を生むことから一概に市場の調整が良くないとは言い切れません。

 

 

要約

基本的に、「企業の収益」というものが投資家の投資心理に影響を及ぼしますが、他にも投資家たちが株価の動向を予測するための指標があります。最終的に株価に影響するのは、投資家の心理状態、姿勢そして期待感であると言えます。

株価の変動を説明しようとする様々な理論がありますが、残念なことに全てを説明できる理論は存在しないのです。

 

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