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NY市場休みでドル円動意なし

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<ひと目で分かる昨晩の動き>

【欧州市場】
NY市場が休場のためドル円は動かず。東京時間夕方に113円台に乗せ、その後は終始113円台で動意なし。

ユーロドルは1.06台前半で推移し、こちらも動意なし。

ドル/円113.06 ~ 113.17

ユーロ/ドル1.0608~ 1.0627

ユーロ/円120.00 ~ 120.21

NYダウ  —— → 20,624.05ドル

GOLD —— →1,239.10ドル

WTI   —— → 53.40ドル

米10年国債 ——-  → 2.415%

【本日の注目イベント】

豪 RBA議事録
独 独2月製造業PMI(速報値)
独 独2月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏2月総合PMI(速報値)
欧 ユーロ圏2月製造業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏2月サービス業PMI(速報値)
欧 企業決算 → HSBC、BHPビリトン
英 英1月財政収支
米 企業決算 → ウォルマート、ホーム・デポ
米 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
米 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演

さすがにNY市場が、プレジデンツデーのため休場であったことから動きはありません。ドル円は113円台で一進一退。ユーロドルも1.06台前半で小動きでした。ポンドにやや動きがあり、主要通貨に対して上昇しています。

市場はトランプ大統領の税制改革の内容待ちといった状況です。この内容が「驚くべき内容」なのかどうかで、失望のドル売りが出るのか、あるいは本当に市場に驚きを与えられるのかといったところで、結果次第では為替にインパクトを与えます。

先週後半からユーロがやや軟調に推移しています。一つは、ギリシャ支援問題でIMFとユーロ圏との歩調がかみ合わないことが挙げられます。ギリシャは7月に多額の資金を必要としており、この支援を巡ってIMFはこのままでは債務が爆発的に増加するとして、さらなる緊縮財政を求めており、支援には二の足を踏んでいる状況です。一方ユーロ圏側は、ギリシャの財政を悲観的に見積もりすぎるとの見方を示しており、ギリシャ側もこれ以上の緊縮政策に無理があると主張しているようです。

また4月と5月に行われるフランス大統領選で、極右政党の国民戦線党首のルペン氏の支持率が上昇したことも、ユーロ売りにつながっています。最新20日の情報では、第一回投票におけるルペン氏の支持率が1%上昇して27%となり、マクロン前経済相とフィヨン元首相はいずれも20%で変わっていないようです。決戦投票でルペン氏の勝利を示す世論調査はまだありませんが、差が縮まってきていることでユーロが軟調に推移しています。因みにルペン氏は、もし大統領に当選したら直ちにユーロ圏からの離脱を問う国民投票と、新しい通貨の創設を主張しており、トランプ氏の向こうを張って「フランスファースト」を掲げています。

本日のNY時間ではFOMCメンバーによる講演が多く予定されています。これまでにもNY連銀のダドリー総裁や、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁などが、年3回の利上げは妥当との見方を示してきました。基本的には同じような認識を示すと思われ、ドルの下支えになると考えます。本日のレンジは112円60銭~113円70銭程度を予想します。

【外為オンライン シニアアナリスト 佐藤正和の情報コンテンツはこちら】

【外為オンライン シニアアナリスト:佐藤正和】 邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。 インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。 通算20年以上、為替の世界に携わっている。
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