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NYダウ7日続伸も勢い鈍る

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<ひと目で分かる昨晩の動き>

【NY市場】
ドル円は再び上値が重くなり112円台に。トランプ政権の税制政策待ちの状況の中、ドル円は徐々に上値を切り下げ112円62銭まで売られる。

ユードルは1.06台後半から下落。ユーロ円は1週間ぶりに119円半ばまでユーロ安が進む。

株式市場は揃って上昇。大型のM&Aが相場を支え、ダウは小幅ながら7日連続で最高値を更新。

債券は小幅な上昇。特段材料もない中、買いが優勢となり、長期金利も2.41%台に低下。

金は3日ぶりに反落し、原油も小幅に売られる。

ドル/円112.62 ~ 113.00

ユーロ/ドル1.0605~ 1.0667

ユーロ/円119.70 ~ 120.38

NYダウ  +4.28 → 20,624.05ドル

GOLD -2.50 →1,239.10ドル

WTI +0.04 → 53.40ドル

米10年国債 -0.032 → 2.415%

【本日の注目イベント】
日  1月貿易収支
独  独9月生産者物価指数
欧  ユーロ圏2月消費者信頼感(速報値)
米  株式、債券市場休場(プレジデンツデー)
米  ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演

先週114円96銭まで買われたドル円は、週末には112円62銭まで売られ、111円台では底堅いものの、上値も115円を抜いて上昇する力はなさそうです。トランプ大統領が就任してから今日でちょうど1カ月になります。大統領令などに次々に署名をし、相変わらずツイッターでもつぶやき続けている大統領。「まだ1カ月しかたっていないのか」というのが実感ですが、読者の皆さんも同じような印象を持っているのではないでしょうか。

トランプラリーにも陰りが見える一方、期待感も残っており、市場は次の一手に注目していると言っていいと思います。その中でも、税制に関する「驚くべき何か」(Phenomenal Tax Reform )の内容がどのようなものなのかを待っている状況です。法人税を現行の35%から15%に下げるといった選挙中の公約が中心になると思われますが、今週中には発表されるのではないかと見られます。

今朝のブルームバーグニュースに、もしトランプ大統領が中国を為替操作国に認定したら議会は支持するだろうとの情報があります。上院外交委員会のメンバー2人の話として紹介していますが、トランプ大統領は選挙戦の間、中国をすぐに為替操作国に認定すると主張してきましたが、現時点ではそうした動きは出ていません。3月中旬にはドイツで「G20」が開催されます。そこでの議論を経て、もしかしたら認定することになるかもしれず、円が買われるリスクは残っていると見られます。新財務長官のムニューチン氏にとって、初の国際舞台へのデビュー戦となり、 その行動が注目されますが、特に日本、中国、ドイツに対してどのような対応をするのかがカギになりそうです。

本日はNY市場が休場です。為替も動きにくい展開でしょう。予想レンジは112円30銭~113円30銭程度を見ていますが、今週は引き続きNY株式がどこまで買われるのか興味は尽きません。仮に上昇傾向に調整色が強まるようだと、今月初旬に記録した111円台半ばを再びテストする可能性もあると考えています。

【外為オンライン シニアアナリスト 佐藤正和の情報コンテンツはこちら】

【外為オンライン シニアアナリスト:佐藤正和】 邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。 インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。 通算20年以上、為替の世界に携わっている。
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