東京市場はもみ合いか。欧州株は軟調。日本株の下落や英メイ政権の信認低下などが売り材料となった。米国株は上昇。アジア・欧州の下げを受けて軟調スタートも押し目買いが入り、主要3指数はそろって上昇した。ドル円は足元で113円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円高の22365円、ドル建てが95円高の22375円で取引を終えた。

 米国株が売りを吸収して上昇で終えており、足元で下げが続く日本株の下支え要因になると考える。ドル円が比較的落ち着いていることも好材料。ただ、寄り付き以降は強弱感が入り交じり、方向感に乏しい展開となりそうだ。11時には中国で小売売上高など経済指標が発表されるが、手がかり難の地合いの中、指標結果に大きく反応する展開も想定される。ただし、大きく下げれば押し目買い、大きく上げれば戻り売りとなりやすく、1日を通しては、前日終値近辺に収れんする動きを予想する。日経平均の予想レンジは22280円−22480円。