東京市場は堅調か。欧米株はそろって上昇。FOMCの結果発表を前に積極的な売買は手控えられたが、良好な地合いが継続した。米国では消費者信頼感指数やシカゴ購買部協会景気指数など経済指標が強い内容となったことも株高を後押しした。ドル円は米指標や税制改革期待からドルが買われる動きとなり、足元では113円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて260円高の22210円、ドル建てが275円高の22225円で取引を終えた。

 海外市場は落ち着いており、円高も一服と日本株には追い風の環境。きのう引け後に決算を発表したソニーや東京エレクトロンがADRで大幅高となっており、好決算銘柄が上昇をけん引する格好で買い優勢の展開が想定される。きのうの日経平均は売り先行から値を戻し、22000円台を維持して終えた。CME225先物水準からは年初来高値(22086円、10/30)を大きく上回ってのスタートが見込まれる。指数の強さが継続しており、先高期待から上値を追いやすい地合いが醸成されると予想する。日経平均の予想レンジは22180円−22350円。