東京市場は強い動きを予想する。先週末の欧州株は総じて堅調。米国では予算案の上院通過を受けて税制改革の実現期待が高まり、ダウ平均は165ドル高と強い上昇となっている。ドル円もドル高・円安が進行しており、足元では113円80銭台と114円台をうかがう動き。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて105円高の21555円、ドル建てが130円高の21580円で取引を終えた。
 

 衆議院選挙に関しては事前の観測通り自民党が圧勝。これに関しては市場も一定程度織り込んでいるとは想定されるものの、政権安定は株高のサポート要因となる。CME225先物からは21500円より上からのスタートが想定され、節目超えでさらなる株高への期待も高まる。日経平均はきょう上昇となれば、続伸最長記録を更新する。先週後半あたりは、なんとかプラスを確保するといった動きも多く見られたが、きょうは初動から強い動きが見込まれることで、追随買いも入りやすく、好地合いが継続すると予想する。
日経平均の予想レンジは21500円−21750円。