東京市場は堅調か。先週末に発表された7月の米雇用統計が好内容となり、ダウ平均は9連騰、8日連続で史上最高値を更新した。ドル円も良好な指標を受けてドル高・円安に振れており、足元では110円70銭近辺で推移している。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて75円高の20025円、ドル建てが95円高の20045円で取引を終えた。

 先週は米国株高でも為替が円高であったぶん、日本株の上値は重かったが、強い米指標を確認して円安が進んだことから、米国株の上昇を素直に好感した買いが入ると想定される。日経平均は週初から2万円を回復してのスタートが見込まれることから、投資家心理も強気に傾くと考える。引き続き決算銘柄の売買活況が期待できる中、先週末に上方修正を発表したトヨタなどもADRではしっかり上昇しており、強い米国株を支えに、指数はじり高基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは20000円−20180円。