東京市場はもみ合いか。欧州株はメルケル独首相発言がユーロ高を招き軟調。米国株はサウジアラビアによる米企業への大型投資の可能性が浮上したことを好感し、幅広い銘柄が上昇した。ドル円は111円00銭近辺での推移。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて15円高の19685円、ドル建ては25円高の19695円で取引を終えた。米国株の上昇は買い材料となる一方、ドル円の動きの鈍さは重しとなる。CME225先物水準からはきのうの終値近辺からのスタートが想定されるが、朝方にかけて円高が進行しており、主力銘柄は積極的に手がけづらい。大きく売り込む材料にも乏しいため、下値では買いが入ると考えるが、米国株との連動が薄れつつあるため、模様眺めムードが強まり小動きを予想する。日経平均の予想レンジは19580円−19750円。