東京市場は堅調か。先週末の米雇用統計を受けて、米国株は上昇し、為替はドル高・円安が進行しており、日本株も買い優勢の展開が想定される。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて55円高の22845円、ドル建てが110円高の22900円で取引を終えた。

 米11月雇用統計は、非農業部門雇用者数が+22.8万人と市場予想の+20.0万人を上回った一方、平均時給は市場予想を下回り、今後の利上げペースは緩やかになるとの見方が強まった。ダウ平均とS&P500は史上最高値を更新している。ドル円も足元で113円50銭近辺まで円安が進んでおり、一目均衡表では雲の上に浮上してきた。日経平均は先週後半に強い戻りを見せたが、さらなる後押しを受け、節目の23000円をうかがう展開を予想する。FOMC前でもあり、同水準より上を追う動きにはなりづらいとみるが、良好な外部環境を受けては売り込みづらくもあり、おおむね良好な地合いが継続すると考える。日経平均の予想レンジは22850円−23050円。