東京市場はもみ合いか。東京市場が休場中の欧米市場は落ち着いた動き。先週末発表の9月米雇用統計では、非農業部門雇用者数がマイナスとなったが、ネガティブな影響は限定的であった。ドル円は足元で112円60銭近辺で推移している。先週末の雇用統計を受けて上下に振れる場面があった。また今週に入っては、北朝鮮リスクも重しとなり、やや円高方向に傾いている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて20円安の20690円、ドル建てが10円高の20720円で取引を終えた。

 ダウ平均やS&P500は続落となっており、海外からはポジティブな材料には乏しい状況。北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日で地政学リスクはくすぶり、国内政局も混沌としていることから、積極的な買いは手控えられると予想する。一方で、先週に関しては三連休前にリスク回避の動きもあったと想定される。今のところ特段の悪材料は出てきておらず、買い戻しの動きが一定程度相場の下支え要因になると考える。強弱材料入り交じる中、先週末の水準を意識しながら、こう着感の強い展開を予想する。日経平均の予想レンジは20580円−20750円。