東京市場は堅調か。欧米株はともにまちまちの動き。イエレンFRB議長が講演で改めて年内の利上げに前向きな姿勢を示したことでドルが買われており、ドル円は足元で112円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて90円高の20240円、ドル建てが120円高の20270円で取引を終えた。

 配当落ちの影響が約130円あり、理論上はこの分下げて始まることになるが、CME225先物水準はそれよりやや上を示唆しており、配当落ち分を早々に埋めにいくような動きになると予想する。米国ではこのところ下げが続いていたアップル株が切り返しており、テクノロジー株が上昇。為替も円安と、日本株にはフォローの風が吹く。今週はこの先に米国の経済指標が多く控えていることを鑑みると、為替が日本株の押し上げ材料になることも期待でき、おおむね良好な地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは20180円−20380円。