東京市場は軟調か。欧州株はまちまちで米国株は下落。北朝鮮の外相が米大統領の発言を宣戦布告だと述べたことを受け、総じてリスク回避の姿勢が強まった。ドル円もリスク・オフの円高が進み、足元では111円70銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて90円安の20180円、ドル建てが65円安の20205円で取引を終えた。

 米国株安と円高で、日本株は売りが優勢となる展開が想定される。ただ、米国株も引けにかけては持ち直しており、ドル円も極端な円高というわけではない。CME225先物は200円近い下落を示唆しているが、初動で下げて売り一巡後は、押し目買いが下値を支えると予想する。東京時間でドル円が落ち着いた動きとなり、112円台を回復するようであれば、ネガティブ影響を早々に吸収する可能性もあるとみる。日経平均の予想レンジは20150円−20350円。